張承志(読み)チョウ・ショウシ(英語表記)Zhang Cheng-zhi

現代外国人名録2016 「張承志」の解説

張 承志
チョウ・ショウシ
Zhang Cheng-zhi

職業・肩書
歴史家,作家

国籍
中国

生年月日
1948年

出生地
北京

専門
西北少数民族史

学歴
北京大学歴史学部考古学科〔1975年〕卒,中国社会科学院研究生院〔1981年〕卒

受賞
愛文文学賞(第1回)〔1995年〕

経歴
回族出身。1968〜71年内蒙古草原の蒙古族遊牧民として暮らす。’81〜87年社会科学院民族研究所助理研究員(専任講師)、海軍政治部文学芸術創作家を経て、作家となる。文化大革命、文革の“全面否定”の何れも権力に媚びる姿勢だとして“反逆”精神の復権を説く。新疆ウイグル自治区モンゴルに多く取材し、’86年に発表した「モンゴル大草原遊牧誌―内蒙古自治区で暮らした四年」は大きな反響を呼んだ。’84年から中国作家協会理事。’91〜92年東洋文庫外国人研究員として滞日、この時日本語で「回教から見た中国」を執筆し、’93年出版した。同年愛知大学客員教授。2006年日本論「敬重と惜別」を発表。代表作に「金牧場」、他に小説集「北方的河」「黄泥小屋」「張承志代表作」、散文集「緑風土」、ルポ「心霊史」、訳書江上波夫「騎馬民族国家」など。“紅衛兵”の命名者としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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