故事成語を知る辞典 「強弩の末」の解説
強弩の末
[使用例] 雨はまだぽつぽつ落ちていたけれども、空にはところどころ青いのが見えて、強弩の末と言わぬばかりの風が割合に静かに大きな樹の梢の葉を吹いていた[田山花袋*くずれた土手|1925]
[由来] 「漢書―韓安国伝」に見えることばから。紀元前二世紀の中国、前漢王朝の時代。北方の異民族に遠征軍を送るべきかどうかが議論になった際、大臣の韓安国は、「
〔異形〕強弩の末、魯縞に入る能わず。
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