強暴・彊暴(読み)きょうぼう

精選版 日本国語大辞典 「強暴・彊暴」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ぼう キャウ‥【強暴・彊暴】

〘名〙
① (形動) 強く荒々しいこと。また、そのさま。
※玉塵抄(1563)五「強暴(キャウホウ)礼儀しらぬあら俗の礼義をととのえ」
※開化本論(1879)〈吉岡徳明〉下「教の以て心を正し、行を修むること無くば、生類中の尤も恐るべき強暴狡猾なる者と成らん」 〔史記‐田儋伝〕
② (━する) 強迫し乱暴すること。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「貿易同盟の兵を以て其城を毀ち其強暴を防て世人産業を安んぜしめしと云ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android