弾丸登山(読み)ダンガントザン

デジタル大辞泉 「弾丸登山」の意味・読み・例文・類語

だんがん‐とざん〔ダングワン‐〕【弾丸登山】

途中休憩睡眠を取らず、一気に頂上を目指す登山のこと。
[補説]高い山では特に、高山病にかかる危険性や、種々の事故の恐れなどが指摘されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「弾丸登山」の解説

弾丸登山

山小屋などで十分な休息をせず一気に頂上を目指す登山のこと。一般には、富士山頂日の出を見るために夜通し登り続けることを指す。富士山のような高い山で弾丸登山をすると、高度順応する余裕がなく高山病を引き起こしやすくなる。また、夜中の登山には危険が多く、登山道の渋滞を招く恐れもある。2011年には、「富士山環境保全協力金協議会」が弾丸登山のツアー自粛するよう旅行業界に求めた。さらに、富士山が世界遺産に登録されることもあり、13年6月5日には、山梨県知事が弾丸登山の自粛を呼び掛けるよう、井手観光庁長官に文書で要請した。

(2013-6-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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