当用日記(読み)トウヨウニッキ

デジタル大辞泉 「当用日記」の意味・読み・例文・類語

とうよう‐にっき〔タウヨウ‐〕【当用日記】

さしあたっての用事を記しておく日記

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精選版 日本国語大辞典 「当用日記」の意味・読み・例文・類語

とうよう‐にっきタウヨウ‥【当用日記】

  1. 〘 名詞 〙 さしあたっての用件を書き記しておく日記。
    1. [初出の実例]「彼の我が国にても行はるる、当用日記めくのも」(出典:仏国風俗問答(1901)〈池辺義象〉新年に於ける一般の風俗)

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世界大百科事典(旧版)内の当用日記の言及

【博文館】より

…93年には教科書の分野にも進出,落合直文《中等教育国文軌範》ほか8点を発行している。また〈博文館日記〉の名で知られる〈懐中日記〉(1895),〈当用日記〉(1896)などの日記帳類は,年々版を重ね同社のドル箱となった。廉価,薄利多売をモットーに出版の大衆化をはかり,総合出版社としての地歩を確立した博文館は,一方では博文館印刷所(共同印刷の前身)をはじめ書店,洋紙店,通信社など多くの関連事業を興し,明治後半期には文字どおり日本の代表的出版社となった。…

※「当用日記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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