池辺義象(読み)いけべ ぎしょう(よしかた)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

池辺義象 いけべ-よしかた

1861-1923 明治-大正時代の国文学者。
文久元年10月3日生まれ。一高,女高師の教授をつとめ,明治31年パリに留学。35年京都帝大講師。落合直文らと「日本文学全書」を編集。法制史の研究,短歌や書でも知られた。大正12年3月6日死去。63歳。肥後(熊本県)出身。東京大学卒。号は藤園,知旦。

池辺義象 いけべ-ぎしょう

いけべ-よしかた

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

池辺義象

没年:大正12.3.6(1923)
生年:文久1.10.3(1861.11.5)
明治大正時代の国文学者,歌人。号は藤園,知旦。父は軍次,母は幾喜子。肥後(熊本)生まれ。神宮教院に学び,帝大文科大古典講習科卒。小中村清矩の養子となったが,明治30(1897)年,池辺姓にもどる。その間,帝室博物館歴史部員,史料編纂委員などを務め,落合直文,萩野由之らと『日本文学全書』全24巻(1890~92)を共編。明治31~34年,パリに留学。帰国後に著した『仏国風俗問答』(1901)は,パリ滞在中の見聞を披露した書で,話題がきわめて豊富なうえ,池辺個人の文明観も開陳されており,今日の目で読んでも面白い。その後,京都帝国大学講師,御歌所寄人,臨時帝室編修官などを歴任した。

(古田島洋介)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

大辞林 第三版の解説

いけべよしかた【池辺義象】

1864~1923) 国文学者。肥後の人。号、藤園。小中村清矩の養子、のちに復姓。一高教授・御歌所寄人。古代法制に精通。著「日本文学全書」(萩野由之・落合直文と共編)「日本法制史書目解題」「日本文学史」など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

いけべ‐よしかた【池辺義象】

国文学者。歌人。号藤園。一高教授。御歌所寄人。著書に「日本法制史書目解題」「日本文学史」など。文久元~大正一二年(一八六一‐一九二三

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