当絵(読み)あてえ

精選版 日本国語大辞典 「当絵」の意味・読み・例文・類語

あて‐え‥ヱ【当絵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 見る人に、何を描こうとしているか当てさせる目的でかく絵。
  3. 一枚の紙に、絵や紋を多く描き並べ、他人にその中の一つにしるしをつけさせ、へやを隔ててそれを言い当てる遊戯。介添え役が太鼓を打ったり拍子をとったりして答を暗示する。

当絵の補助注記

用例に「大鏡‐三」の「あて御ゑあそばしたりし、興あり」をあてる説があるが、この「あて」は「さて」の意の接続詞とする説が有力である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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