往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし(読み)ゆくものはいさむべからず、きたるものはなおおうべし

故事成語を知る辞典 の解説

往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし

失敗を悔やむよりも、それをくり返さないように気をつける方が大切だ、という教え。

[由来] 「論語―微子」に出て来る、ある隠者がうたった歌から。この隠者は、車に乗った孔子に向かって「『往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし(あなたがこれまでしてきたことに忠告してもしかたがないが、これから先のことならまだ間に合う)』。やめなさい、やめなさい、この乱れた時代政治に関わるのは危険です」と歌いかけましたが、孔子が話をしようと車を降りると、走って逃げていってしまったということです。

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