往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし(読み)ゆくものはいさむべからず、きたるものはなおおうべし

故事成語を知る辞典 の解説

往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし

失敗を悔やむよりも、それをくり返さないように気をつける方が大切だ、という教え。

[由来] 「論語―微子」に出て来る、ある隠者がうたった歌から。この隠者は、車に乗った孔子に向かって「『往く者は諫むべからず、来たる者は猶お追うべし(あなたがこれまでしてきたことに忠告してもしかたがないが、これから先のことならまだ間に合う)』。やめなさい、やめなさい、この乱れた時代政治に関わるのは危険です」と歌いかけましたが、孔子が話をしようと車を降りると、走って逃げていってしまったということです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む