後上(読み)うしろあがり

精選版 日本国語大辞典 「後上」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐あがり【後上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 後ろのほうが高くなっていること。しりあがり。後ろ高。
    1. [初出の実例]「うしろ上りに蝉の鳴寺」(出典:俳諧・落穂種(1771))
  3. (びん)の形を後ろのほうが上がるように、月代(さかやき)をそるもの。元祿期(一六八八‐一七〇四)の風俗で、まじめだが、一面やぼな風とされた。あとあがり。あとだか。後ろ高。⇔後ろ下がり

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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