精選版 日本国語大辞典 「後家倒」の意味・読み・例文・類語 ごけ‐だおし‥だふし【後家倒】 〘 名詞 〙① ( 後家の仕事であった稲こきを取りあげて失職させたというところから ) 稲こき機をいう。木馬の背に、竹の歯を植え並べた脱穀用具。せんばこき。ごけなかせ。[初出の実例]「鉾(とがり)竹をならべ、是を後家倒(コケタヲシ)と名付く」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)五)② ( 後家を倒す人、後家暮らしの女性を動揺させるほどの男の意 ) 美男子。色男。ごけなかせ。ごけころし。[初出の実例]「後家倒しよい声な念仏」(出典:雑俳・紀玉川(1819‐25)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例