後沢遺跡(読み)うしろざわいせき

日本歴史地名大系 「後沢遺跡」の解説

後沢遺跡
うしろざわいせき

[現在地名]佐久市大字小宮山

佐久市の西縁を画している蓼科たてしな山の東麓には諸小河川の開析で幾つかの舌状台地が形成されているが、そのうち片貝かたかい川に臨む前山まえやまの後沢丘陵は弥生後期の集落跡として注目されていた。昭和五一年(一九七六)調査が行われ、台地先端には縄文前期前半の住居跡十数個、中央から基部にかけては弥生中・後期、古墳時代住居跡三〇個近くと、弥生後期住居跡を切って構営された方形周溝墓三基を発見した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android