開析(読み)カイセキ

デジタル大辞泉 「開析」の意味・読み・例文・類語

かい‐せき【開析】

[名](スル)台地状の地形が川によって浸食され、数多くの谷が刻まれること。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「開析」の意味・わかりやすい解説

開析
かいせき

侵食作用によって地表が削られる現象。開析が行われる原因には、降雨による雨滴の打叩作用(だこうさよう)、雨が斜面上を流れて侵食する現象(雨食)、河川の流水の作用(河食)、氷河の侵食作用(氷食)、風の侵食作用(風食)、水の化学的侵食作用(溶食)などがある。これらの諸原因とそれを受ける地表の状態(岩石性質植生の状態など)とが複雑に関係して、地表を開析し、いろいろな地形をつくる。

[市川正巳・村田明広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

普及版 字通 「開析」の読み・字形・画数・意味

【開析】かいせき

ひらく。

字通「開」の項目を見る

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