後結(読み)うしろむすび

精選版 日本国語大辞典 「後結」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐むすび【後結】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 帯の結び目背中の方にして結ぶこと。また、その結び方。江戸時代以後用いられた。江戸前期には元服以前の女性、元祿一六八八‐一七〇四)頃は嫁入り前の娘、その後は、広く行なわれ、文化年間(一八〇四‐一八)にはいってからは、老婆などを除いて用いられた。後ろ帯
    1. 後結び<b>①</b>〈絵本花葛蘿〉
      後結び〈絵本花葛蘿〉
    2. [初出の実例]「帯は三色(さんしき)ひだり縄うしろむすびにして」(出典浮世草子・好色一代女(1686)一)
  3. 元祿時代、娘のこと。後ろ帯。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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