徒付く(読み)あだつく

精選版 日本国語大辞典 「徒付く」の意味・読み・例文・類語

あだ‐つ・く【徒付・婀娜付】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙
  2. 異性に対する恋心や浮気心で落ち着きを失う。うわつく。
    1. [初出の実例]「ぢぢ、ふとした出来心にて、夜ごと夜ごとのあだつきあるき、明がたに斗かへりければ」(出典:咄本・万の宝(1780)高砂の杉)
  3. 異性に対してあだっぽくたわむれかかる。また、男女がたわむれあう。いちゃつく。
    1. [初出の実例]「あだついた客ははしごでどうつかれ」(出典:雑俳・柳多留‐一(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android