徒前(読み)たださき

精選版 日本国語大辞典 「徒前」の意味・読み・例文・類語

ただ‐さき【徒前】

  1. 〘 名詞 〙 ( 手の先の意 ) 鷹飼の語で、鷹の左半身のこと。鷹狩りで、鷹を左の手に据えた時、その左側が手の先の方に位置するところからいう。たなさき。
    1. [初出の実例]「たたさき たなさき共云、たたさきの羽」(出典:藻塩草(1513頃)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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