徒心(読み)アダゴコロ

デジタル大辞泉 「徒心」の意味・読み・例文・類語

あだ‐ごころ【徒心】

移りやすい心。浮気心。あだしごころ。
「深き心も知らで、―つきなば」〈竹取

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「徒心」の意味・読み・例文・類語

あだし‐ごころ【徒心】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あだしこころ」とも ) =あだごころ(徒心)
    1. [初出の実例]「君を措きて 安太之古々呂(アダシゴコロ)を 我が持たば」(出典風俗歌(9C前‐11C中か)君を措きて)

あだ‐ごころ【徒心】

  1. 〘 名詞 〙 浮気な心。まごころがなく移りやすい心。いたずら心。あだしごころ。
    1. [初出の実例]「常陸にも田をこそ作れ阿太古々呂(アダゴコロ)や かぬとや君が山を越え 雨夜来ませる」(出典:風俗歌(9C前‐11C中か)常陸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む