従て・随て(読み)したがって

精選版 日本国語大辞典 「従て・随て」の意味・読み・例文・類語

したがっ‐て【従て・随て】

接続〙 (動詞「したがう(従)」の連用形に助詞「て」の付いてできた語) 先行事柄の当然の結果として、後続の事柄が起こることを示す。それだから。それによって。だから。したがいて。したごうて。
※中院本平家(13C前)四「王法尽くべからざるむねあきらけし。したがって又貴寺身命をすて、守護し奉らん条、含識(がんしき)のたぐひ、誰か随喜せざらん」
※歌舞伎・毛抜(1742)「鉄のせんくづを蝋に交ぜ油となし、是を用ひ、磁石をもって鉄気(かなけ)を吸ひ上げさする。したがっておのづと髪の逆立(さかだち)上るを御病気といひふらし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android