日本歴史地名大系 「得同名」の解説
得同名
とくどうみよう
近世の採集文書/鎌倉遺文一八)、「得久」は「得同」の誤記ないし誤認の可能性が強い。この所領は建武三年(一三三六)三月二五日に沙弥道喜(三池貞鑑)から嫡子助太郎貞元へ譲与され、その譲状(新編会津風土記七所収国分文書/南北朝遺文(九州編)一)では「竹野東郷得重・金丸両名」となっており、「得重」は得童(得同)の書誤りとみられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報