御先真闇(読み)おさきまっくら

精選版 日本国語大辞典 「御先真闇」の意味・読み・例文・類語

おさき‐まっくら【御先真闇】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 先の見通しがまったくつかないこと。また、先のことを考えないでむやみに事をすること。無手法。〔諺苑(1797)〕
    1. [初出の実例]「急(せ)いては事を仕損(しそん)ずる。殊(こと)に向うは、お先真闇(マックラ)の侠(きほ)ひ」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)序幕)
  3. その事にまったく通じていないこと。不案内。
    1. [初出の実例]「わたしはちっとばかり、こめびつをかぢるぐらひはずりやすが、どうぐのほうはおさきまっくら」(出典:黄表紙・啌多雁取帳(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む