御内谷村(読み)みうちだにむら

日本歴史地名大系 「御内谷村」の解説

御内谷村
みうちだにむら

[現在地名]会見町御内谷

井上いのうえ村の南、法勝寺ほつしようじ川の支流小松谷こまつだに川の上流左岸に位置する。地内を縦断して南の馬佐良ばさら(現西伯町)に通じる道は、古くから小松谷と法勝寺谷を結ぶ要路であった。拝領高は二七五石余、本免は五ツ三歩。藪役銀二四匁が課せられ(藩史)、岡野氏、米子組士の木村氏の給地があった(給人所付帳)幕末の六郡郷村生高竈付では生高三三三石余、竈数五〇。「伯耆志」では家数五〇・人数二一四、物産として貝籠(漁具)をあげる。産土神は宮谷みやだに村の熊野権現で、地内には小祠七があった(伯耆志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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