御存より(読み)ごぞんじより

精選版 日本国語大辞典 「御存より」の意味・読み・例文・類語

ごぞんじ【御存】 より

恋文などで、差出人名前を伏せておきたいときに用いる語。
※咄本・諸国落首咄(1698)二「左七殿参る 御存(ゴソン)じよりとあり」
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「彼は自分小金宛名を認めて、裏の白い燈台の傍には『御存じより』と書いた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android