御引摺(読み)おひきずり

精選版 日本国語大辞典 「御引摺」の意味・読み・例文・類語

お‐ひきずり【御引摺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 着物の裾を長く引いて歩くこと。また、そのように仕立てた服。
    1. [初出の実例]「お酒の酔で眼の淵をホンノリ紅くして、ズルズル御引摺(オヒキズリ)で、門口へ出た時の風(ふう)は」(出典:落語・一ツ穴(1895)〈四代目橘家円喬〉)
  3. ( 裾を引きずっている意から ) しゃれこんでばかりいて仕事をろくにしないこと。また、そのような女。
    1. [初出の実例]「そのまづ面倒が見られぬとは、よくよくのお引(ヒキ)ずり様だ」(出典:滑稽本・早変胸機関(1810))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む