御引摺(読み)おひきずり

精選版 日本国語大辞典 「御引摺」の意味・読み・例文・類語

お‐ひきずり【御引摺】

〘名〙 (「お」は接頭語)
着物の裾を長く引いて歩くこと。また、そのように仕立てた服。
※落語・一ツ穴(1895)〈四代目橘家円喬〉「お酒の酔で眼の淵をホンノリ紅くして、ズルズル御引摺(オヒキズリ)で、門口へ出た時の風(ふう)は」
② (裾を引きずっている意から) しゃれこんでばかりいて仕事をろくにしないこと。また、そのような女。
滑稽本・早変胸機関(1810)「そのまづ面倒が見られぬとは、よくよくのお引(ヒキ)ずり様だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android