御引摺(読み)おひきずり

精選版 日本国語大辞典 「御引摺」の意味・読み・例文・類語

お‐ひきずり【御引摺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 着物の裾を長く引いて歩くこと。また、そのように仕立てた服。
    1. [初出の実例]「お酒の酔で眼の淵をホンノリ紅くして、ズルズル御引摺(オヒキズリ)で、門口へ出た時の風(ふう)は」(出典:落語・一ツ穴(1895)〈四代目橘家円喬〉)
  3. ( 裾を引きずっている意から ) しゃれこんでばかりいて仕事をろくにしないこと。また、そのような女。
    1. [初出の実例]「そのまづ面倒が見られぬとは、よくよくのお引(ヒキ)ずり様だ」(出典:滑稽本・早変胸機関(1810))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む