御新様(読み)ごしんさん

精選版 日本国語大辞典 「御新様」の意味・読み・例文・類語

ごしん‐さん【御新様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「御新造様(ごしんぞうさん)」の略。卑俗ないい方として用いられる ) =ごしんぞう(御新造)
    1. [初出の実例]「御新造(ゴシン)さんが十二時までも待って居らっしゃったんですよ」(出典河内屋(1896)〈広津柳浪〉一)

ごしん‐さま【御新様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「御新造様(ごしんぞうさま)」を略していったもの ) =ごしんぞう(御新造)
    1. [初出の実例]「御新様御機嫌よろしう」(出典:落語・碁盤割(1892)〈三代目春風亭柳枝〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android