十二時(読み)ジュウニトキ

デジタル大辞泉 「十二時」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐とき〔ジフニ‐〕【十二時】

一昼夜。今の2時間を一時いっときとして、たつうまひつじさるの昼の六時に、とりいぬうしとらの夜の六時を加えたもの。じゅうにじ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「十二時」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐じジフニ‥【十二時】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 時刻名称の一つ。一昼夜を二四分した、その一二番目の時刻。正午。また、一昼夜を午前と午後とに分け、それぞれを一二分した、その一二番目の時刻。
    1. [初出の実例]「ああ十二時のサイレンだ」(出典:在りし日の歌(1938)〈中原中也〉正午)
  3. じゅうにとき(十二時)
    1. [初出の実例]「南星の谷と云ふ所に籠居て、无縁三昧(むえんさんまい)を行て、十二時に宝螺(ほうら)を吹て」(出典今昔物語集(1120頃か)一二)
  4. ( の時刻には時計の長針短針とが重なるところから ) 男女の交合をいう。

じゅうに‐ときジフニ‥【十二時】

  1. 〘 名詞 〙 一昼夜。一日の時刻を十二辰で数えていた時の一昼夜。昼の卯・辰・巳・午・未・申と、夜の酉・戌・亥・子・丑・寅とを合わせたもの。また、一日を刻む一二のとき。じゅうにじ。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「日夜十二時(トキ)は、しかしながら、終焉のきざみと思ふべし」(出典:一言芳談(1297‐1350頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android