御林帳(読み)おはやしちょう

精選版 日本国語大辞典 「御林帳」の意味・読み・例文・類語

おはやし‐ちょう‥チャウ【御林帳】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府直轄林の状況を詳しく記した台帳
    1. [初出の実例]「御林帳之面、木数・寸間致相違候も有之候」(出典:日本財政経済史料‐三・経済・物産・官林書上方・寛政五年(1793)一〇月日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の御林帳の言及

【御林】より

…江戸時代,幕藩領主の管理下にあった保護林,または占有林の汎称であるが,公称としての御林は幕府の直轄林で,諸国御林帳に登録された保護林をいう。私藩の領主によって制定された御林は,御本山(弘前藩),御直山(秋田藩),御山(盛岡,福岡,小倉,臼杵,熊本の諸藩),御建山(水戸,福井,鳥取,松江,広島,山口,人吉の諸藩),御留山(名古屋,和歌山,高知の諸藩)などといい,あえて御林の称呼を避けるのが普通であった。…

※「御林帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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