御煩(読み)おわずらい

精選版 日本国語大辞典 「御煩」の意味・読み・例文・類語

お‐わずらい‥わづらひ【御煩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 御面倒。御無理。お心づかい。
    1. [初出の実例]「なにがさておふるまひなされてござるものを、誠におわつらひをなされてござる」(出典:虎明本狂言・饅頭(室町末‐近世初))
  3. ( 転じて、相手の心づかいに対する話し手気持を示す ) 恐縮。
    1. [初出の実例]「『さあらばまだくへ』『いやいやさやうにたくさんにはおわづらひで御ざる』」(出典:虎明本狂言・饅頭(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android