御祈始(読み)おいのりはじめ

精選版 日本国語大辞典 「御祈始」の意味・読み・例文・類語

おいのり‐はじめ【御祈始】

  1. 〘 名詞 〙 鎌倉・室町幕府において、年初にあたって陰陽家仏家に命じて海内静謐(かいだいせいひつ)などを祈願させるもの。室町後期には正月一一日の行事として恒例化した。
    1. [初出の実例]「御いのりはしめきよくら人申さた。御なて物いつる」(出典:御湯殿上日記‐延徳三年(1491)正月八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android