日本歴史地名大系 「御笠西郷」の解説 御笠西郷みかささいごう 福岡県:太宰府市御笠西郷御笠郡が東西に分割されて成立したとみられる中世の郷。安楽寺草創日記によれば、建永元年(一二〇六)五月、藤原殖子(七条院)の御願により太宰府天満宮内に新三重塔が造立され、青木(あおき)庄(現不明)などとともに「三笠西郷」内の荒野が寄進された。観応三年(一三五二)書写の安楽寺領注進状に「御笠東西郷」とみえ、大宰府天満宮の一円神領であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by