御膳部町(読み)ごぜんぶまち

日本歴史地名大系 「御膳部町」の解説

御膳部町
ごぜんぶまち

[現在地名]米沢市まるうち一丁目・まつさき一―二丁目・城南じようなん一丁目

米沢城の西、二の丸堀に沿う南北の道の西片側に配置された上級家臣屋敷町。南は膳仲ぜんちゆう町。堀を隔てて二の丸内に藩の勘定所・青苧蔵・味噌蔵・蝋蔵があり、当町に諸士のうち御膳組が配置されていたことからの町名という。享保一〇年(一七二五)の城下絵図には膳部町、同年の城下書上には西堀端膳部にしほりばたぜんぶ町とみえ、町の長さ四町三間・道幅三間余・屋敷数二七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android