御蔵町(読み)おくらまち

日本歴史地名大系 「御蔵町」の解説

御蔵町
おくらまち

[現在地名]大津市浜大津はまおおつ一―二丁目・同四丁目

元会所もとかいしよ町の北に続く両側町。琵琶湖上に突き出した一画の東手に大津代官所、西手にそれより敷地の大きい幕府蔵が置かれ、大津城の本丸跡と考えられている。町名は幕府御蔵に由来する。寛保二年町絵図では西の蔵橋くらはし町までの湖辺に大浜と記す。「淡海録」に金蔵かねぐら町とあり、荷揚場の金蔵関があった。大津城本丸跡に大津代官所と並んで幕府蔵が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android