御衣勝ち(読み)オオンゾガチ

デジタル大辞泉 「御衣勝ち」の意味・読み・例文・類語

おおんぞ‐がち〔おほんぞ‐〕【衣勝ち】

[形動ナリ]からだが小さくて、衣装ばかりが目立つさまを、その状態にある人を敬っていう語。
「いと―に身もなくあえかなり」〈・若菜上〉

おんぞ‐がち【御衣勝ち】

[形動ナリ]おおんぞがち」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「御衣勝ち」の意味・読み・例文・類語

おんぞ‐がち【御衣勝】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「がち」は接尾語 ) からだが小さく、着物のほうが目立つさまの意を、その状態にある人を敬っていう語。
    1. [初出の実例]「なに心もなくものはかなき御程にて、いと御ぞがちに、身もなくあえかなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)

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