御許町(読み)おもとまち

日本歴史地名大系 「御許町」の解説

御許町
おもとまち

[現在地名]萩市大字御許町

南北に通る御成道を挟む両側町。北は唐樋からひ町、南は橋本はしもと町、東側北半分と西側の大部分は当島宰判管内の川島かわしま庄、東側の南半分と西側の一部分は侍屋敷地。嘉永年間(一八四八―五四)の城下町絵図は北半分を御許町一丁目、南半分を二丁目に分ける。

元禄一〇年(一六九七)当地にあった四四戸の侍屋敷地を町屋敷地に変更することを幕府に請い許可された(毛利十一代史)。ために侍屋敷を唐樋町と橋本町に分属させ漸次町家となり、宝永七年(一七一〇)御許しを得た町ということから御許町と名付けたという(萩諸町之旧記草案)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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