御霊振(読み)みたまふり

精選版 日本国語大辞典 「御霊振」の意味・読み・例文・類語

みたま‐ふり【御霊振】

〘名〙 活力を失った天皇などの魂を振り動かしたりして再生し、長寿を祈ること。また、魂を鎮めること。魂が人体を離れるのが死であるから、魂が遊離しないように人の身体の中に鎮め、長寿を祈ること。また、その儀式鎮魂祭。→たまふり
書紀(720)天武一四年一一月(北野本訓)「是の日に天皇の為に招魂(ミタマフリ)しき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報