デジタル大辞泉の解説 みけ‐むかう〔‐むかふ〕【▽御▽食向かふ】 [枕]「淡路(あはぢ)」「城上(きのへ)」「南淵(みなぶち)」「味原(あぢふ)」などの地名にかかる。「―淡路の島に直(ただ)向かふ」〈万・九四六〉[補説]一説に、食膳(しょくぜん)で向かい合っている食物の中に粟(あわ)・葱(き)・蜷(みな)があることからという。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
大辞林 第三版の解説 みけむかう【御食向かふ】 ( 枕詞 ) 食膳で向かい合っている食物、葱き・粟あわ・味鴨・蜷みなの意からか、地名「城上きのへ」「淡路」「味原あじふ」「南淵山みなぶちやま」にかかる。 「 -城上の宮を常宮とこみやと定めたまひて/万葉集 196」 「 -淡路の島に直ただ向ふ敏馬みぬめの浦の/万葉集 946」 出典 三省堂大辞林 第三版について 情報