微分回路(読み)ビブンカイロ

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最新 地学事典 「微分回路」の解説

びぶんかいろ
微分回路

differentiator

四端子回路網において,入力波形を微分した波形をその出力端子に生ずる場合,その四端子回路網を微分回路という。抵抗器(R)と蓄電器(C)の組合せからなる。入力波形の周期Tと回路の時定数τとがτ≪T/2の場合,eR(R両端の電位差)は衝撃的な波形になる。この四端子回路網でτとTが上記の関係にあるとき,この回路を微分回路という。入力電圧et),蓄電器両端電圧eC,電流i,電荷qおよびeRから,et)=eReCRiq/C。ここでRCを小さく選んでRiq/Cとみることができれば,qCet)。したがってeRRiRdq/dtRCdet)/dt)。すなわちeRは入力電圧を微分したものに比例することになる。電磁式地震計の場合,微分回路を挿入することにより,変位計を速度計に,速度計を加速度計に変換することができる。また,データレコーダーに記録された記象を再生するとき,微分回路を用いることにより他の記象に変換(変位記象→速度記象,速度記象→加速度記象)することができる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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