デジタル大辞泉
「積分回路」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
積分回路【せきぶんかいろ】
出力信号が入力信号の積分形を示す回路。積分値を得る簡単な例として,コンデンサーが挙げられる。コンデンサーに電流を流入させると電荷が蓄積され,その量に応じてコンデンサーの両端に電圧が発生する。蓄積電荷量が入力電流の積分値に対応しているので,コンデンサーの両端電圧(出力電圧)を測定すれば流入電流の積分値を求めることができる。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
積分回路
せきぶんかいろ
integrating circuit
出力電圧が入力電圧の積分値に比例するような回路で,計測,制御用回路やアナログ演算回路の中に用いられる。基本回路は,抵抗 R とコンデンサ C を用いた RC 積分回路であるが,このままでは出力が小さく,また誤差を伴うので,演算増幅器を入れて正確な積分回路にする。積分の初期値を設定するためには,補助スイッチ回路を付加する。積分回路は低域通過型のろ波特性をもつ。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の積分回路の言及
【演算回路】より
…図2ではR1=R2=R3=R4なら+端子はe2/2となり,-端子がこれに等しくなるためe1-e2/2=e2/2-e3からe3=e2-e1となり減算回路が得られる。図3で,例えば単位関数入力が印加されれば,これにより-端子に流入する電流は一定値となるので,出力eoutはCを通してこれをつねに流出させなければならないので,eoutは一様に下降するeinの積分波形となり積分回路が得られる。【川又 晃】。…
※「積分回路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 