微勢(読み)びぜい

精選版 日本国語大辞典 「微勢」の意味・読み・例文・類語

び‐ぜい【微勢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わずかな軍勢。少ない人数。寡勢。無勢。
    1. [初出の実例]「その党類のすくなきを見て、かれが微勢なるを知り」(出典:読史余論(1712)二)
  3. 弱い勢い
    1. [初出の実例]「恒星は其猛勢に引るる故に、後るること一年に五十一秒、太陰は微勢に引るる故に、一日に十三度十分」(出典:遠西観象図説(1823)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android