党類(読み)とうるい

精選版 日本国語大辞典 「党類」の意味・読み・例文・類語

とう‐るい タウ‥【党類】

〘名〙 なかま。くみ。一味の者。党与徒党
※中右記‐天永三年(1112)一〇月二三日「左舞人皆彼光末党類也」 〔後漢書‐陳蕃伝〕

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デジタル大辞泉 「党類」の意味・読み・例文・類語

とう‐るい〔タウ‐〕【党類】

なかま。徒党。

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普及版 字通 「党類」の読み・字形・画数・意味

【党類】とう(たう)るい

仲間。〔後漢書、宦者伝序〕賢をし、專ら黨を樹つ。其のに相ひ引し彊に希附するは、皆腐身熏子(くんし)(宦官となるため、去勢する)、以て自ら衒(げんたつ)す。

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世界大百科事典(旧版)内の党類の言及

【党】より

…党の性格は多様で,かつ時代の推移にともなって変化しているため,固定的にとらえることは困難である。武士の党が発生する以前に,平安時代には〈党類〉〈群党〉などの用法がみられ,さらに〈僦馬党(しゆうばのとう)〉の存在があり,中世にも〈悪党〉などと用いられている。これらの〈党〉という言葉の意味は,いずれも〈むれ〉〈集団〉に対する呼称であり,その場合,構成員間の結合した組織体的性格は希薄である。…

※「党類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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