心が解ける(読み)ココロガトケル

デジタル大辞泉 「心が解ける」の意味・読み・例文・類語

こころ・ける

心がやわらぐ。気持ちがほぐれる。「彼の―・けるまでそっとしておこう」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心が解ける」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 が 解(と)ける

  1. 気が晴れる。心中のわだかまりが解ける。気持がやわらぐ。
    1. [初出の実例]「因りて酒を命して肆宴(とよのあかりきこしめ)す。爾(しかう)して乃ち情盤(ミココロトケ)楽極(たのしひきはま)りて」(出典日本書紀(720)雄略即位前(図書寮本訓))
    2. 「父の心が釈(と)ける迄暫(しばら)くの間逼塞(ひっそく)してゐよ」(出典:三畳四畳半(1909)〈高浜虚子〉四)
  2. うち解ける。くつろいだ気分になる。気を許す。油断する。
    1. [初出の実例]「いとど昔のみ思ひ出でられて、まれにものし給ては、心とけたることもなくてあれども」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

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