心の做し(読み)ココロノナシ

デジタル大辞泉 「心の做し」の意味・読み・例文・類語

こころ‐の‐なし【心の×做し】

気のせい。思いなし。
「―にやあらむ、いま少し重々しく」〈宿木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心の做し」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 做(な)

  1. 先入観などが、そのように思わせること。思いなし。気のせい。
    1. [初出の実例]「猶たぐひあらじと思ひ聞えし心のなしにやありけん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅梅)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android