宿木(読み)ヤドリギ

デジタル大辞泉 「宿木」の意味・読み・例文・類語

やどり‐ぎ【宿木/寄生木】


他の木に寄生する草木
ビャクダン科の常緑小低木。エノキなど落葉樹樹上に寄生し、高さ約50センチ。茎は緑色で、二また状によく分枝し、球状になる。葉は細長くて先が丸く、対生。雌雄異株。2月ごろ黄色の小花が咲き、11月ごろ黄色や赤色の丸い実がなる。実は粘液をもち、レンジャクなどの鳥に食われ、ふんとともに種子が排出されて枝に粘着し、発芽する。
(宿木)源氏物語第49巻の巻名。薫大将、24歳から26歳。匂宮夕霧の娘六の君との結婚や、中の君の落胆と出産、薫と女二の宮との結婚などを描く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android