心の奥(読み)こころのおく

精選版 日本国語大辞典 「心の奥」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 奥(おく)

  1. 心の底。表面からはなかなか知れない本心
    1. [初出の実例]「しのぶ山忍びて通ふ道も哉(がな)人の心のおくも見るべく」(出典伊勢物語(10C前)一五)
  2. 奥深い考え。思慮の深さ。
    1. [初出の実例]「この宮こそ、聞きしよりは心のおく見え給へ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android