心の杉(読み)ココロノスギ

デジタル大辞泉 「心の杉」の意味・読み・例文・類語

こころ‐の‐すぎ【心の杉】

まっすぐな心を杉にたとえていう語。また、変わらない心を常緑樹の杉にたとえていう語。
「誰ぞこの三輪檜原ひばらも知らなくに―の我を尋ぬる」〈新古今・恋一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心の杉」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 杉(すぎ)

  1. 杉の木がまっすぐに伸びるところから、正直、誠実な心のたとえ。また、常緑樹であるところから、ひたむきな変わらない心のたとえ。
    1. [初出の実例]「誰ぞ此の三輪の山もと知らなくに心のすきの我を尋ぬる」(出典:実方集(998頃))

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