心の水(読み)ココロノミズ

デジタル大辞泉 「心の水」の意味・読み・例文・類語

こころ‐の‐みず〔‐みづ〕【心の水】

心の清濁深浅などを水にたとえていう語。
「思ひやれ―の浅ければかきながすべき言の葉もなし」〈詞花・雑下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心の水」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 水(みず)

  1. 心の状態を水にたとえていう。清濁、深浅、動静などのさまを表わすのに用いる。
    1. [初出の実例]「思ひやれこころのみづの浅ければかき流すべき言の葉もなし〈藤原実行〉」(出典:詞花和歌集(1151頃)雑下・三六九)
    2. 「波の立つ心のみづを鎮めつつ咲かん蓮を今は待つ哉」(出典:山家集(12C後)下)
  2. 精液淫水

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