心の風(読み)こころのかぜ

精選版 日本国語大辞典 「心の風」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 風(かぜ)

  1. 人の心のきびしく、荒いさまを風にたとえていう。
    1. [初出の実例]「うなばらやあらき磯崎の波よりも人の心のかせぞはげしき〈藤原実経〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)一九)
  2. 心に俗塵のつくのを払う道心などを風にたとえていう。
    1. [初出の実例]「紅の塵の中にも住みつべし心の風のとはにはらはば」(出典:六帖詠草(1811)雑上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む