心の風(読み)こころのかぜ

精選版 日本国語大辞典 「心の風」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 風(かぜ)

① 人の心のきびしく、荒いさまを風にたとえていう。
夫木(1310頃)一九「うなばらやあらき磯崎の波よりも人の心のかせぞはげしき〈藤原実経〉」
② 心に俗塵のつくのを払う道心などを風にたとえていう。
六帖詠草(1811)雑上「紅の塵の中にも住みつべし心の風のとはにはらはば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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