室町時代の物語。作者未詳。下野国日光山麓に住む地頭磯崎は,所領問題のため妻を残して単身鎌倉に赴くが,若く美しい女を連れて帰る。妻は激しく嫉妬し,夫の不在に猿楽師より借り受けた鬼面を付け,杖を持って女をおどし,打ち殺してしまう。家に戻り,鬼面を取ろうとするが顔から離れず,杖も手から取ることができない。人目を避け,裏山に隠れるが,日光山の稚児学生(ちごがくしよう)の息子の懸命の説法によって,面と杖はようやく取ることができた。妻は罪を悔い出家,夫の磯崎もわが身の責任を感じ出家する。〈女人のため〉の物語と話末にあるごとく,女の罪業深さにふれるところが多い。昔話〈肉付面〉の原型ともいわれ,謡曲《鉄輪(かなわ)》と表現の一致するところもある。
執筆者:浅見 和彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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