六帖詠草(読み)ロクジョウエイソウ

デジタル大辞泉 「六帖詠草」の意味・読み・例文・類語

ろくじょうえいそう〔ロクデフエイサウ〕【六帖詠草】

江戸後期の歌集。7巻7冊。小沢蘆庵作。門人小川萍流おがわへいりゅう前波黙軒まえばもくけんらの編。文化8年(1811)刊。約1950首を収め、蘆庵の唱えた「ただごと歌」の実践を示す。書名は「古今和歌六帖」にちなむ。

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精選版 日本国語大辞典 「六帖詠草」の意味・読み・例文・類語

ろくじょうえいそうロクデフエイサウ【六帖詠草】

  1. 江戸後期の私家集。七巻七冊。小沢蘆庵の詠歌を、弟子小川萍流、前波黙軒らが編纂。文化元年(一八〇四)成立。同八年刊。集録歌は約一九五〇首。四季・恋・雑に部類。雑体(長歌旋頭歌俳諧歌)の歌も収められている。蘆庵の唱えた「徒言歌(ただごとうた)」の実践を示すものとして意義深い。名称は「古今和歌六帖」にちなむ。他に萍流が編纂した嘉永二年(一八四九)刊の「六帖詠草拾遺」二巻がある。

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