道心(読み)ドウシン

デジタル大辞泉 「道心」の意味・読み・例文・類語

どう‐しん〔ダウ‐〕【道心】

道徳心。「道心に基づく行為

仏道を修め仏果を求める心。仏道に帰依する心。菩提ぼだい心。
㋑13歳または15歳仏門にはいった人。また一般に、仏道に帰依した人。「青道心

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精選版 日本国語大辞典 「道心」の意味・読み・例文・類語

どう‐しんダウ‥【道心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ことの善悪正邪を判断し、正道を行なおうとする心。道徳の心。〔書経‐大禹謨〕
  3. 慈悲心
    1. [初出の実例]「忽に道心発(おこし)て、此盗人の上に尻を打懸て」(出典:今昔物語集(1120頃か)二六)
  4. ( ━する ) 仏語。仏道を修める心。自らさとり、他をさとらせようとする心。菩提心。また、そういう心をもつこと。
    1. [初出の実例]「道心純熟にして、初婬犯さ不」(出典:日本霊異記(810‐824)中)
    2. [その他の文献]〔張説‐湖山寺詩〕
  5. 一三歳または一五歳以上で仏門にはいった人。また、一般に仏道修行をする人。
    1. [初出の実例]「そのきにてあるならば、御みのなをばかるかやとうしんとつくるぞよ、とうしんにおわたしあるものとては、ふるきころもにふるけさをおわたしあって」(出典:説経節・説経苅萱(1631)上)

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普及版 字通 「道心」の読み・字形・画数・意味

【道心】どう(だう)しん

道を求める心。〔書、大禹〕人心惟(こ)れく、心惟れなり、惟れ惟れ一、允(まこと)に厥(そ)の中を執れ。~欽(つつし)めや、乃(なんぢ)の位を愼み、其の願ふべきを修せよ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「道心」の意味・わかりやすい解説

道心
どうしん

仏教用語。 (1) 仏道を修行して,悟りを求めようとする志をいう。 (2) 13歳,または 15歳以上で仏門に入った者の通称

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