心室瘤(読み)しんしつりゅう(その他表記)ventricular aneurysm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心室瘤」の意味・わかりやすい解説

心室瘤
しんしつりゅう
ventricular aneurysm

瘢痕化した心筋梗塞の病変部は収縮しないため,心室のX線造影検査を行うと本来の心室腔より膨隆してみえる。これを心室瘤と呼ぶ。心筋梗塞を起した患者の約 10%に発生する。左心室前壁,心尖部が好発部位で,心不全,血栓塞栓症,頑固な心室性不整脈がある場合は心室瘤切除を行う。大動脈-冠状動脈バイパス手術を行うこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む