精選版 日本国語大辞典 「心為」の意味・読み・例文・類語
こころ‐なし【心為】
- 〘 名詞 〙 自分の心だけでそう思うこと。思いなし。また、副詞的に用いて「どことなく、何となく」の意を表わす。〔詞葉新雅(1792)〕
- [初出の実例]「目が心なしか耀いてるやうに感じられた」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)
- 「心なし、玉枝は作業場へ入っても職人たちに顔を伏せることが多くなった」(出典:越前竹人形(1963)〈水上勉〉一三)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...